おじさんは歴史が好き

趣味

ミドルエイジ(中年)の人生を豊かにするもの、そのひとつに歴史があると思います。
私も昔から歴史が大好きです。おじさんって歴史好き多いですよね。
特に戦国時代や幕末ファンっておおいですね。幕末なんて昔はそんなに人気あったっけ、なんて思います。

でも、私はそのあたりはなんだか題材にされすぎていて、ちょっと食傷気味でして・・・
私が好きな時代は中世なんです。特に鎌倉末期から室町時代です。

歴史なんて結局その時代に生きた人はだれ一人として生きていないのだから、どれだけ資料を分析しようとも、どこまでいっても推測でしかないと思うのです。でも、だからこそ面白いじゃありませんか。

鎌倉末期から室町中期までなんて謎とミステリーに満ちていると思います。鎌倉幕府が倒れて室町幕府が成立するあたりなんてとってもエキサイティングですが、「太平記」って軍記ものに頼っている部分が大きくて正確なところははっきりしないそうです。それも最近は研究が進んできているそうですがね。
呉座先生の「応仁の乱」もベストセラーになってましたし。私も読みましたがとても興味深かったです。
通常歴史研究の一次資料に名前が出てくることのない下々の者が初めて登場した、「骨川道賢」「蓮田兵衛」を取り上げた「室町無頼」って小説もめちゃくちゃ面白かったです。

大体謎と言えば、私の大好きな「楠木正成」も謎だらけですものね。

謎を妄想して楽しむ

それともうひとつ、より楽しめる要素として多分今後もほぼほぼ映像化されないことだと思うのです。
この時代、ある理由でほとんど映像化されないんですね。南北朝時代っていう日本って国そのものにとって、とても微妙な事情と切っても切り離せない時代なので、恐らくビビッてしまって作れないと思うのです。だからこそ、妙な手垢が付かなくて良い、と思っています。

私が大ファンである「楠木正成公」も戦後は腫れ物扱いで、ほぼ無視ですしね。

南北朝の争いで敗北した南朝側の一族って、結局どうなってしまったのでしょう?
私は奈良や和歌山の奥地が好きで、好んであの近辺の温泉に行きます。龍神温泉なんて最高ですよね。大台ケ原に行った帰りなども温泉に入って帰りますもの。

あの辺りって、山が深くて緑が濃くて、800年くらい前の世界だったら、もはや別世界みたいなものじゃないかなと思うのです。その深い山の中に歴史の謎や闇が溶けている様に思えてなりません。絶対に戦国や幕末よりも面白い!

そういうネタを題材に誰か面白い小説を書いてくれないでしょうか。ミステリでもファンタジーでも構いません。

というか、これからの人生のライフワークとして自分で書いてみてみても良いかもしれませんね。

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