昨今の戦争報道

哲学

最近、アフガニスタンとかパレスチナ、シリア関連で紛争や内戦のニュースを目にします。

今回はいつものテーマからは少しズレるのですが、ちょっと気になったもので現在の戦争について、ちょっと語ってしまいます。

で、気になっているワードが「ドローン攻撃」とか「AI兵器」「無人機爆撃」みたいなものです。
ちょっと前まではアメリカだけが使用しているイメージだったのですが、最近はロシアや中国、イスラエル、果てはイランや北朝鮮、もはや世界中で実用化されてるみたいです。しかも、空中だけでなく「水中ドローン」なんて用語まで出てきてます。

何度も書いてるんですが私はSFやサイバーパンク大好きなので、そんな兵器は1980年代から作中で見てきました。
しかしですね、そんなのをリアルにニュースサイトで見るようになると、正直なところ嫌悪感しかありません。

結局何が言いたいかですが、そんなものに頼るんだったら、そもそも戦争なんかやめときゃいいのに、です。
大体、遠隔にせよ自律型にせよ無人兵器で殺す相手は生身の人間なわけです。無人ロボ対生身の人間なんて、戦いですらないですよね。それが無人ロボ同士が潰し合いしだしたらもはや何のことやらほんまに分かりませんけども。
そんなんだったら、お互いの最強のAI囲碁マシン同士でも対戦させときゃいいんです。恨みっこなしでね。

これからの世界線

私のSF知識からすれば、この後3つくらい世界線が描かれることが多いです。

まずひとつめは、ターミネーターやマトリックス的な未来像。AIが暴走して人類を敵設定して攻撃し出すってパターン。
二つ目は攻殻機動隊の様に人類とマシンの融合が進むサイボーグ技術として、人類そのものが人為的に進化していくパターン。
三つ目がガンダムや銀河英雄伝説の様に、無人兵器の制御系や通信系をそもそも無効化する技術やミノフスキー粒子やゼッフル粒子みたいな物質が開発され、結局は人間同士の肉弾戦に戻ってしまうパターン。
ガンダムの世界ではそもそも無線制御自体がミノフスキー粒子のジャミングで無効化されてる設定です。銀河英雄伝説でも同様で、ジャミング技術以外にさらには防御技術の進歩や気体爆弾によってレーザー兵器とかも完全に無効化されて、超未来の話なのに伝書鳩やセラミックのトマホーク使って対人戦闘してますもん。もはや中世のノリですね。

さぁ、どうなっていくのでしょう。核兵器は結局抑止力なので使えませんし、無人兵器系も当初は一方的にロボが人間を殺戮するんでしょうが、結局上記のようなカウンター技術が開発されます。

無人殺戮兵器は国連でも規制しなければなんて言ってますけど、結局核兵器と同じで、常任理事国が積極的に開発してるんですからね。
ただ、人間が無人ロボに殺されていくのはロボ好きの私としてはとても気分が悪いです。

そりゃあ戦争そのものがなくなる世界が理想ですが、古代から今までどうやら無くなった試しがないようです。となると、ヤルんだったらせめて「生身でやれよ!」って思います。無人ロボでやるなんてことがあたりまえになったら、戦争を始める決断をしやすくなるんじゃないかなんて思ってしまいます。
なんたって味方の人間は誰も死なないんですからね。人間が死ぬのは敵方だけ。こんなこと言っても仕方ないのは分かっていますが、フェアじゃない!

正直なところ、どんな世界線に入ってしまってるのか分かりませんが、ロクでもない近い未来像になてってしまうことは間違いなさそうです。
状況が落ち着くのは、このロクでもない未来のその後ではないでしょうか。

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