穴場の業界

生き方

私は今、組織では総務部門の責任者を任されています。
総務部門ってことは、人材の確保や育成にも責任を持たねばならないということです。
といっても、これがかなり大変なんです。

巷では言われていることでありますが、「福祉の業界」って人材確保がかなり大変なことになってます。
本当に大変なんです。
ハローワークや求人広告に求人依頼をかけても「反応なし」なんてことは日常茶飯事。

確かに世間ではいろいろと言われています。
「給料が安い」「仕事がキツイ」「ストレスがたまる」などなど。
はいそうですね・・・確かにそういう部分はあります。
しかしですね、それって福祉業界だけなんでしょうか?
近年は、入社3年以内におよそ3割の若手社員が退職するなんて言われていますよね。
ということは、新入社員として働き出してから結構な人数が「あれ?思ったのと違う・・・」なんて感じてるんですよね。
社会人最初の仕事のキツさなんて業界は違えどそんなに変わりはないってことなんではないでしょうか。

悪いことばかりでもなく

冷静に考えてみると福祉業界って、そんなに悪いことばかりではないんですよね。

確かに「給料は安い」かもしれません。でも、それは福祉業界がすべてがそうかというとそれは違いますね。
一言で福祉業界といっても、いろいろあります。
その中で、給料が安いと言われているのは、主に介護スタッフとしての仕事ではないでしょうか。
最近は、介護業界の人手不足を国もかなり問題視していて、「処遇改善加算」をつけてます。見た目の基本給は低いですが、一時金として支給している事業所さんも多いみたいですね。
多分、基本給を上げてしまうと、その後の融通がきかなくなってしまうので、いくぶん姑息な感じはしますがボーナスみたいな形にしてるんでしょう。
他にも、近年は社会福祉法人が運営している施設だけでなく、株式会社等が経営している有料老人ホームやサービス付き高齢者専用住宅など施設の種類も増えています。
それらの中には、ニュースでたまに取り上げられるような高齢者虐待施設なんてものもありますが、当然のことながらしっかり運営している施設が大半です。
給料にしても、単純に平均して安いととらえられない部分もあります。
なぜなら、結構若いうちからマネジャークラスになって、施設長とか施設統括みたいな役職をしている方も多いからです。
そういう方は、それなりにもらっているのではないかと思いますね。

さらに、考え方をもう少し広く取って、あえて非常勤とかで働きながら副業を頑張っている人もいますね。
副業を育てるために高齢者マーケットの勉強をするために身を置いているという戦略的な方もいます。既にどちらが副業かわかりませんよね。

さらにさらに、この業界って不況に強いんですね。
今、世界に吹き荒れて各業界をズタズタにしているこの社会状況にも結構ノーダメージです。
少なくとも、この先30年は超高齢社会は継続するでしょうしね。

確かにおしゃれでキラキラな業界ではありませんが、それなりに安定した業界ではあるのです。

って、ここにいろいろ書いたところで、私自身の今の責任を果たせるわけではありませんがね。
とにかく今は、応募者が現れることを願うばかりですね。

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