ひとり夜釣りと心模様

夜の海

夕方から夜の海が好きです。もちろん釣りも。
でも正直なところ釣りは下手なんだと思います。人が見れば釣る気があるのか、なんて思うかもしれません。
そりゃありますよ。なんだかんだで結構時間かけて釣りに来てるんですから。でもね、正直釣れなくてもいっかーなんて思ってもいます。

なんでそんなにゆるいのか、多分海に行くことそのものが目的になっているように思います。魚は釣れたらラッキーくらいな。
私、基本ルアーしかやりませんしね。ルアーは基本ぶん投げて、あとはしゃくりながらリールを巻くだけなんで。たまに期待してないときにガツンときてびっくりすることがありますが。

特に夕方から夜の海が好きなのです。昨夜は特に月がきれいでした。

月明かりが海に映えてちょっと幻想的です。 
夜の海は気持ちが落ち着きます。ざわざわした気持ちを少し静めてくれます。
夕方からの夕まずめの海も好きです。

これを味わいたくてついでにルアーをぶん投げてたようなものです。

釣りもひとりで

ひとりで夕方から夜、釣りをしていると考えます。

何を考えるか、といえばやはり多少大げさに聞こえるかもしれませんが、人生というか生きるということ。
これまでに何度か触れていますが、私は家族というか夫婦関係に問題を抱えています。
経験のある方は分かるかもしれませんが、家族の問題ってあまりに日常に密着しすぎていて、気が付くと頭の中がそのことばかりになっているんですね。今風に表現すると、脳のリソースを使いすぎていて、気が付くとフリーズ寸前になっているというか・・・

この逃れがたい問題に対しては、がつがつと仕事にのめりこむこと、仕事がないときは自然の中に入るのが一番です。私は山にも登りますが、登山もよいですね、 それもひとりです。

ルアーを投げてしゃくっていると、だんだん頭の中が空っぽになっていきます。
アタリはまったくありませんが、気にせず投げ続けます。せっかくなので胴付き仕掛け(パワーイソメ)もひょいっと投げときます。でもまったくアタリはありません。

気が付くととっぷりと日が暮れてあたりは真っ暗、ではなく海面が明るいと思ったら月がとっても美しかった。
相変わらずまったくアタリはありません。結構、ハネ?みたいな魚がはねまわってるのですが、こちらのルアーにはまったく食いついてくれませんね。
それでも頭の中はずいぶんすっきりしてきましたので、納竿しました。

とりとめのない内容ですが、私は悩みというか、気持ちがもやもやする、イライラする、すぐに解決しがたい問題がある、などの状態の中、仕事でごまかせないときは、自然の中に入り込むことをおすすめします。そういう経験や習慣のない方にはいくぶんハードルが高いことがあるかもしれませんが、人生の中でトラブルに見舞われないことはないでしょう。そりゃ、そうであることに越したことはありませんが・・・、そんな場合のひとつのしのぎ方として、ぜひ取り入れてみませんか。

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