イマドキの就活

生き方

今の大学生さんを見ていて、すごく大変だと思います。
講義はオンラインで満足にキャンパスにも通えず、サークル活動とかも満足にできないでしょう。
私は大学4年の娘がいますので、結構身近に感じます。今のご時世、就職活動も大変でしょう。
私自身、会社では面接する立場なので、いろいろ感じることがありますね。

そのうえでいくつかの疑問点があるのです。

まずひとつは、あの黒いリクルートスーツ。あれって、いつからあんなんでしたっけ?
自分の若いころは、あんな黒のリクルートスーツを絶対に着用しなければならないってことはなかったと思うのです。どこかの人材コンサルかなにかがあんな最悪の風習というかマナーを吹き込んだのでしょう。私の時代は別に紺とかダークグレーとかでも大丈夫だったと記憶しています。とは言え、私は就職活動しなかったのです。いわゆるフリーターから社会人スタートしましたので、何か言う資格はないのかもしれませんが。

ふたつめは、そもそもみんな新卒で就職しないとダメなの?というところです。
私は福祉関係の大学に行っていましたが、結局最後まで就活しませんでした。理由は、「福祉」分野は何らかの理由で課題を抱え、社会生活が困難になっている人を支援するのが仕事であるにもかかわらず、卒業したての世間知らずの自分に何の支援ができるのだろうと思ったことです。
福祉をやるならもっと様々な経験をつんでからじゃないと、と思ったのです。
とは言え、それなら違う分野で就職して社会経験を積めばいいのに・・・なんて突っ込みたくなりますけどね。ま、若かったのでしょう。

そのあたりの疑問、いまだに持っています。

なぜ、大学を卒業したらすぐに就職しなければならないのでしょうか。もちろん、経済的な理由ですぐにでも稼がねばならない場合はあるでしょう。
でも、そこまで切羽詰まった理由がないのならマイペースで良いのではないでしょうか。昔から切実に感じていました。
30年前と変わらず、それどころかもっと切羽詰まった雰囲気になっていると感じます。

これに関しては本当にどうにかならないかと思います。
私は結局何とかなりましたが、この何とも停滞した日本で同じことをやった場合、うまくいかないことがあるかもしれません。だから、大丈夫!とは言いきれないのが残念です。

私は、これから高齢に向かっての人生をさらにチャレンジしていこうと考えています。
ですから若い世代も、これまでの当たり前にとらわれずチャレンジしていって欲しいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました