タタリ神

宮崎駿監督の数々の作品群、すばらしいものばかりで、もちろん私も大好きです。

中でも、「もののけ姫」はすばらしい作品ですね。

物語の奥深さ、音楽のすばらしさにキャラクター、どれをとっても完璧です。

何度見ても飽きることがなく、また新しい気づきが有り、アシタカが旅立つシーンの音楽なんて、何度聞いても鳥肌がたちますね。

その中でも「タタリ神」という存在というかワードというか概念というか、これがなんとも生々しく頭の中を巡ります。

なぜか・・・、それは自分の中に感じるところがあったからなのですね。

「タタリ神」って、いわゆる負の感情「憎しみ」「恨み」「嫉妬」などが物質化するレベルで蓄積した、みたいなもので、そのあたりは私がいちいち説明するまでもないでしょう。

この、人間の負の感情、本当にやっかいですよね。人間ってどう考えても正の感情よりも、負の感情総量の方が多いような気がしてなりません。

なぜなんでしょう。本当に困ります。

私は基本的には平和的に、穏やかに生きていきたい、生活していたいと思っています。

しかし、仕事やプライベートで日々発生するいろいろな出来事に対して、否応なく感情が反応してしまうのです。

その時そのときは、うまくやり過ごせているように自分では感じているのですが、実はそれが思い込みなのですね。
本当はやり過ごせてなどいないのです。その時処理したと思い込んでいる感情の残り滓が、気づかないうちに蓄積されて自分をむしばんでいるのですね。

その事実は、自分では分からず、知らないうちに自分自身の行動を変化させてしっているはずです。でなければ、自らの周辺にこんなにも面倒な問題が起こらなかったと思いますもの。

厄介なのは、自らが変化していたことに気づくのは、いろいろな問題が表面化、もしくはこじれにこじれた後ということです。

「なんで、こんな事態に・・・」みたいに我に返ってから、自分が「タタリ神」になっていたことに気づく・・・ こんな経験、私だけではないのではないでしょうか。

本屋さんに行くと、心を穏やかに保つための、人間関係だのマインドフルネスだの、いろいろな内容の本が並んでます。読んだこともありました。でもそう簡単にタタリ神は消えてくれませんでした。
でも、今はだいぶ穏やかになっているのですよ。

「タタリ神」を大きく育てない、宥め奉る方法をこれからのブログ人生で独自に模索していきたいと思います。

皆さんからのアドバイス、よろしくお願いします。

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