中高年が独りで生きていく

生き方

これからの世の中、確実にひとり暮らしの中高年は増えていきます。これは絶対に避けられないというか、すでにそうなっています。
今、夫婦と子どもが一緒に暮らし、にぎやかであっても将来にわたってその状態が続くことはあり得ません。

でも、それは決して不幸なことでもなければ悲劇でもありません。ごく普通の自然な現象です。
ただ問題は、恐らく多くの人たちがそのことをリアルに思い描いていないことですね。
多分、みんな確実に死ぬのに「死」については無意識のうちに自分事として考えるのを避けているようなものでしょうか。
私の父も、結構ギリギリまで自らの死を受け入れられないようでした。

まぁ、死は置いておくとして、人生の終盤に独りになることはリアルに考えておいた方が良いでしょう。ごくごく自然なこととしてね。

では、何をどう考えておけばよいのでしょうか。

まず、最も大事なことは独りの生活をリアルにイメージすることです。
このリアルにイメージするってことが大事なんですね。若者がひとりぐらしするのとは違うんです。

「健康」「お金」「生きがい」「交友関係」等、これらを具体的にイメージせねばならないのです。
例えば、私は今50代のアタマの方ですが、今の年収から今後退職するまでどれくらいの貯蓄ができるのか。私の場合、最近離婚しているので、それなりの経費がかかっています。
とはいえ、独りで生きていくには何とかなりますし、無難に生きていくだけであればそれなりの貯蓄は可能でしょう。「健康」も今のところ大丈夫なようです。「交友関係」はかなり限定されてきましたが、これからのことは未定です。
さて「生きがい」は重要です。私の場合はこれが最も大きいテーマといってよいでしょう。

「生きがい」は中高年が独りで暮らしていくことのために最も重要なことでしょう。多くの人たちが友人とか交友関係が大事とか言いますが、私はそうは思っていません。「生きがい」に関連する交友関係は大事ですが。
そんなことより、自分の内的な充足感です。これがなければ、寂しいからといって他者を求め続けるだけの人生終盤になりかねません。

今後、私は自分のこれからのチャレンジで、家族や他者に過度に依存しない充足した人生を実験していきたいと思っています。

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